強烈な違和感！！
テメーはとにかくなんでもオッサンがやることを批判したいだけだろー！！え！？バレました！！いや批判ではないです。『破壊』です。スクラップ&ビルド。軽自動車業界だってホンダの来襲で大混乱のあと、スズキもダイハツもやたらと存在感のあるモデルを出してリボーンしてきました。そーいえば数年前のトヨタのテーマも『リボーン』だったけな！？あれって赤字決算から再び這い上がるぞ！！っていう経営陣の決意の現れだったようですけども、なんだか目先の変化を追いかけつつも、なかなかの行動力だなーと感心する点において『アベノミクス』だったのかも。
一体オッサン達はどんな気持ちで『プレス向け』の握手パフォーマンスをするんだろうか・・・おそらく生理的には相当に無理しているはず。自分自身が巨大組織を象徴する存在だという自負があるから黙々をパフォーマンスを行います。安倍総理も一国の宰相であるという自負があるから、見ているだけで気疲れしそうな会談、閣議、国会臨席を繰り返し、プライベートにまで私利私欲で寄ってくる得体の知れない御仁と時間を過ごす・・・そんな息がつまるような日々を送っていれば、国民やマスコミの追求に逆ギレしたくもなるよなー。
そんな『偉すぎる』オッサン達の振る舞いを見ていると、妙に『建前』って言葉が浮かんでくるんですよねー。マスコミは厳しく首相を追求しますが、やはりその質問もあくまで『建前』であって、首相も自身の回答が『建前』以外の何物でもないとわかっているからジョーク交じりに回答する。こんな茶番を見せられてばかりで、一部の国民はイライラしています。そりゃそうですよ、お茶の間のテレビの前の会話は『本音』が全開で炸裂しますから・・・。結局は視聴者は安倍首相にイライラしているのではなくて、日本的な『社会習慣』にイライラさせられているだけなんです。とにかくカメラの前で握手するオッサンの発言なんて全く意味がない。豊田社長と小飼社長の発言も・・・所詮は『建前』のみ。
トヨタとマツダは本当は握手なんかしたくはなかったけども、トランプ以前から吹き荒れている、『製造業は市場に管理されるべき』という独特の民主主義構造を持つ現代アメリカの『暴風』をこのままでは安全に避けきれないようなので、イヤイヤながら手を組むことになった！！というだけの話です(私はそう思います)。結局のところはとっても惨めな両社による『トランプケ○舐め連合』の結成記者会見という茶番でしかない！！そんな場をごまかすように日本式の『建前』を存分に、もう大風呂敷と行っていいくらいに広げています。今のところは全く実態のない『クルマ愛』とやらを繰り返し語り出す両陣営トップに思わず失笑(そして反吐)。
何が『おめでたい』のかわかりません！！
トヨタとマツダが、従業員、ディーラー、下請け、そしてユーザーから搾取した結果の『内部留保』を使って、アメリカでアメリカ経済のための製造拠点を新設します！！って話だよー！！そんな現実を会見場の人々は必死で忘れようとしてますねー。トヨタがあれだけ控えてきた新規ラインを作る決断をした！！っていうニュースです。アメリカで大規模な設備投資をして、トヨタとマツダが力を合わせて、(アメリカの資材を使って)アメリカ人が好きそうなクルマを作るんです！！対米輸出の台数が高い水準にある、トヨタとマツダに、どっかの誰かがキャステイングボードを握ってメスを入れたんだと思います。田中角栄の亡霊が・・・。
ニューモデルマガジンXが会見場で質問をしていますが、なんとも呑気ですねー。他の一般メディアとは一風変わったことを訊いてやろう！！とはしてましたけども、やはり『建前』の域からまったく出ていない。『ご結婚おめでとうございます』ってM&A全盛の2000年頃のマインドのままなんですねー。だからあんなクソみたいな雑誌ができるのかー。1980年代中頃にホンダを皮切りにアメリカでの現地生産が始まりましたが、それから程なくバブルが崩壊し、トヨタとホンダ以外は相次いで奈落の底へ・・・。北米現地生産が日本メーカーを狂わせた過去を振り返ることもなく、同じ過ちへと行進するトヨタとマツダ。どう考えてもイヤイヤだと思うんですけどねー。
日本メーカーは『見えない力』で北米に生産拠点を作らされていますが、北米に工場を持たないフェラーリはなんでニューヨーク証券取引所に上場できるんだろう。これこそアメリカ人の主観でクルマ愛の『有無』で区別されちゃってんじゃないのー。トヨタもマツダも多分勘違いしている！！アメリカ国内でクルマ作らなくても、アメリカ人が是非欲しい！！と言ってくれるようなモデルを作ることが『クルマ愛』なんじゃないの！？フェラーリ、マセラティ、ジャガー、アルファロメオ、ランボルギーニ、マクラーレン、三菱(全量を日本から輸出)は特別なのか！？
このブログの趣旨は『50歳以上のオッサンはどれだけクルマ文化にとって有害か！？』なんですけども、若い世代のクルマ好きがイマイチ本気になれない(イライラが募る)状況とは・・・自動車メーカーのトップに君臨するオッサンが垂れ流す『建前』を、まるで安倍首相の答弁を聞く時に近いテンションで、イライラと聞かされているからなんだろうねー。カーメディアのオッサンはさらに『建前』で拡声し、ディーラーも『建前」でクルマの説明をする。聞いている私たちはそれと同時に腹の中で『本音』で強烈なツッコミを入れているはず！！・・・なんか『壊すべきもの』が見えてきた気がしませんか！？
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