50歳以上はお断り!!のクルマブログ

大変恐縮ですがが、50歳以上の方の閲覧はお断りします。

沢村慎太朗さん VS トヨタの若手開発者

『午前零時の自動車評論13』がいよいよ発売されました。

シリーズ13巻目にして初の長編作品を含んだ構成になっています。最近はどうもイケてないマツダBMWフルボッコにする評論が今回も結構刺激的です。・・・この沢村ってオッサンもそろそろ痛い目に合わせないとダメだなー。完全に調子に乗ってる(人のこと言えないけど)。これから読む人もいるとは思いますが、多少はネタバレ覚悟で書きます。つーかこれこそ『オッサンの思い上がり』ってヤツじゃねーの!?って思った次第で・・・。

 

アウディメルセデスといったドイツブランドは、沢村さんの定義によると、プロテスタント社会に根ざした社風であって、いつの時代も『試行錯誤』と『独善独歩』を貫き通す姿勢は、その宗教的な背景によるものであり、「神の領域」を目指すクルマ作りを常に考えているんだそうです。その1点において、日本の各メーカー(マツダを除く)や南ドイツカトリックBMWとは根本的に違うんだってことみたいです。はー・・・何だろうな。オッサン世代しか納得しないロジックの軽薄さしか見えてこない。荒俣宏とか井澤元彦とかのインテリぶったオカルトと何も変わらない。今日から沢村さんは『自動車評論の井澤元彦』と名付けよう!!

 

別に悪口ではないです。社会に有益かどうかは別として、筆者の知性と文章力だけで読ませてしまうという意味で命名しています。例えば素人でも少し調べればすぐにわかるくらいの情報操作を繰り広げて、VWBMWを必死で宣伝するS水K夫、K沢M宏といったオッサン向けのオッサンライター(=社会のクズ)に比べれば・・・。いやいやさすがにこんな連中と比べるのも失礼ですね。沢村さん自身もしばしばS水やK沢に対しては、心の奥底から出てくる偽りのない声で罵ります。

 

誰もが知っている大御所ライターの2人なのに、故徳大寺さんと並んで多作で、現役では単行本を一番たくさん出していて、根強い固定ファンを持つ沢村さんの膨大な評論にも一度たりとも実名では出てこないです。13巻でも相変わらず『ヒョーロンカの先生』といった代名詞でS水やK沢を批判しています。一般的なライターのレビューでは、124スパイダーはなぜかドッカンターボだということになっているけどこれのどこがドッカンなんだ?って感じの煽りで始まり、要するにこいつらクルマのこと何もわかってないじゃん!!ってくらいに軽蔑しています。そこには筆舌に尽くしがたい忸怩たる想いがあるんでしょうけど・・・。

 

『向こう側』『神の領域』

そんな沢村さんですけども、今回のテーマは「神の領域」・・・あなたは神を信じますか?これがなんだか説得力があるんですわ。さすがは『自動車評論の井沢元彦』。最近のクルマにイマイチ本気になれないエンスーな人々の心を掴むテーマ設定だよねー。確かに『メルセデスアウディは神に近い!!』そう言い切ってしまったモン勝ちの部分もあります。確かに両ブランドにはそれを裏付けるだけに技術的な独創性がある。トヨタ以外の日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、スズキ、ダイハツによる日系7メーカーの技術面での世界的な『突出』にも十分に対抗できるだけのメルセデス&アウディによるメカニカルな「素地」の具有は素人にでもよくわかります。リーンバーンのメルセデス、市販車エンジンの最速シリンダーのアウディ。まだまだマツダなんぞには負けん!!

 

常日頃から我々が嫌っている『クソ』なオヤジ。50歳過ぎても電車で通勤。夏場は上着を着ないで満員電車に乗ってくるのが当たり前。ここはインドネシアか!?とにかく臭い。加齢臭のケアが全くできていない。スメハラなんて生易しいものではなくて、人が死ぬんじゃないか!?くらいの臭さ(食事中の人ごめんなさい)。これは自動改札機に異臭チェック機能をつけて、臭いの限度を超えているヤツは乗車拒否させればいいと思う。最も満員電車で通勤している雑魚社員が何人体調不良になろうとも、日本社会に大きな影響なんてないですけどね・・・。そんな社会のゴミでしかないオヤジはもう論外です。中年男性の自殺が多い!?そりゃそうだろう。もうこの人たちの生態を社会が受け付けなくなってきたのだから・・・。

 

それに対して、沢村さんは、おそらく上着は着るのだろう。ニオイのケアもしっかりしているんじゃないかと思う。最低限のマナーを守れるオヤジも一定割合はいる。そういう人の多くは社用車で出社するから普段目にすることは少ないのかも(満員電車のオッサンは・・・)。

しかし身なりがちゃんとしたオッサンの方がより社会に悪影響を与えるケースもある。S水やK沢のようなクズは『論外』であっさりと片付けられるけど、沢村さんのような知性溢れるオッサンが書く文章はとにかく一見筋が通っていて厄介だ。しかしそれもやはりオッサンの見解に他ならない。賢くて隙がなくて、臭くなくて、上着無しには出歩かないオッサン達が社会を支配しているのは紛れもない事実であり、若い世代はそういった強敵と対峙して相克していく覚悟とそれに必要な能力を日々研鑽するべきなんでしょうけど・・・。

 

沢村慎太朗さんの正体

若い世代のトヨタの開発者が沢村さんに『ガツン』とやったらしい!!沢村さんと言えば『ドライビングポジション』というくらいに、シートやペダルレイアウトには口うるさいライターだ。技術系雑誌のモーターファンイラストレーティッドなどでも、2年くらい前にCセグの輸入車&国産車を一同に集めてドライビングポジションを検分を行い、アルファロメオジュリエッタBMW1シリーズと言った走りのブランドをボコボコに批判したこともありました(この両車は改めて言われなくてもペダル配置のおかしさは誰にでもわかるけどね)。

 

ドライビングポジションの権威!?だと自他共に認める存在になっている沢村さんが大幅に進化した4代目プリウスとTNGAのドライビングポジションの瑕疵を指摘したところ、担当の若手開発者から「これが正しいレイアウトなんです!!」とピシっと言われたらしい(笑)。全くの伝聞&推量に頼った情報で恐縮ですが、おそらくその場では相当に不穏な空気が流れたでしょうね。『ドライビングポジションの神』に対して若手開発者が「オマエは間違っている!!」とまるでマルティン=ルターのような批判を行ったわけですから。

 

これには『沢村教皇』も相当にカチンと来たようです。オッサンですから自らの主張を曲げるなんてことはもちろんしないですし、この勇気を持って一歩を踏み出した若手開発者に対して、自動車評論業界で最強レベルの文学的表現力を持つ『沢村レトリック』をフル活用して優秀な若手開発者を一刀両断で切り捨てます。こいつはトヨタにとっては優秀なのかもしれない、けど『向こう側(神の領域)』の意識が完全に欠如している!!と・・・。

 

ちなみにこの2人の意見の食い違いですが、私が思うに沢村さんに正当性はないような気が・・・(みなさんはどー思うかわからんけど)。そんなに文句があるなら自動車会社に入って沢村さん自身が『神!!』と触れ回って理想のクルマを作ればいいじゃん!!って話です。そこなんですよね。オッサンがいちいちムカつくところは。もはや読後感が・・・「これが足利義満の限界だった」とか歴史上の人物に上から目線で注釈を加える『逆説の日本史』(井沢元彦)とそっくりなんだよなー。『神の領域』とか『向こう側』とか都合のいいことを言い出すオッサンの末路はやっぱりどこか悲しい。

 

巻末の一文もなんだかなー。『俺はその絶望感を皆さんにわかっていただくために延々とドイツの歴史と向こう側の話を書いたのだ。』・・・沢村さんのようなオッサンってさ執念で知性を磨くのだろうけども、それと同時に社会を支配している『ラスボス系』のオッサンはこれと同じでだいたい女の腐ったような性格なんだろうね。って話です。まあ読むぶんには、面白かったですけど。あ!?沢村さんの真意は『ネタ』だったのかな・・・。ハイハイ釣られましたよ。

 

 

 

最新投稿まとめブログ