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オッサン度高めのクルマとブランド。その2

前回に引き続き、すれ違うだけで、ふわりと加◯臭が漂ってくる気がする・・・なクルマの色々な「魅力」を語ってみたいと思います。といっても今回はちょっと内容が・・・笑い無しで、しかも長いし、小難しいですから、忙しい人は無理に読まない方がいいかも。

 

第7位 アウディA3セダン

 

  世代によって受け取り方がやや異なるかもしれないけど、ごくごく一般的には整った印象のある『アウディ』ブランドのスタイル。エクステリアデザインだけでも十分すぎるくらいに「これがアウディ・クオリティです!!」とゴリゴリ主張する21世紀型のブランディング手法が世界を席巻した2000年代でした。まだ当時はクルマなんてまるでわからない学生でしたけれども、これはかっこよすぎるだろ!!働いたらアウディのクルマ買おう!!って思いましたよ。

  そのアイディアは間違いなく、現在の「レクサス」「トヨタ」「NISSAN」「MAZDA」「SUBARU」のコンテンポラリーなスタイルに影響を与えました。余談ですけど、この流れに毅然と反発するSUZUKIはかっこいいな(日・印・洪の3極生産!!)。

  とにかくオッサンという人種は「オリジナル」が好き!!ジーパンもスニーカーもGショックもオリジナルへと突き進む傾向にあります。決して「コンサバ」というわけではなくて、なんらかのブームがあったらその起源へと勝手に意識が向いていくのです。出版不況知らずのオッサン向け雑誌「レオン」「GQ」「ペン」などには、ひたすらに「コレ」が「ココ」がオリジナル!!って説明ばかり・・・。

  そんなオッサンの好みを見事に射抜いているアウディの存在のせいもあって、最近では日本メーカーの新型車が出るたびに「アウディのパクリ」と軽くあしらう人が、ヤフコメなどに現れますねー(アウディに乗ってるオッサンかな!?)。そもそもアウディは日産のスタイルを受け継いでいるんだよ!!なんて指摘する骨のあるオッサンは出てこないのかなー。

  さて『アウディA3』といえば、2000年代以降はハッチバックが定番でしたが、数年前に北米・中国むけに「セダン」が発売され、これがついでに日本にも導入されると、オッサンの間で一気に火がつきました。色は必ずといっていいほど「ホワイト」。インポーターもオッサンをピンポイントでターゲットにしているようで、先手を打って「ホワイト」だけしか入れてないのかも(未確認)。

  現行のアウディA3は、MQBを使った最初のモデルということでWCOTYを受賞しています。しかし兄弟車のゴルフ7の話題がカーメディアをジャックしたせいもあって、ハッチバックの日本での販売はさっぱり不調。そのせいかMQBの現行A3に関してはセダンの方が圧倒的に多く見かけます。メルセデスCLAが日本でヒットしたことも、アウディインポーターのやる気に火をつけたようで、1.4Lターボのミーハー用321万円と、1,8Lターボ&クワトロのエンスー用447万円を、これまたピンポイントに配置する効率的なグレード設定をしています。

  チョイ乗り用の1.4L版のA3セダンなら200万円台で買えるので、案外シルフィやプレミオ買う感覚に近いです。どーせアウディを買うなら「クワトロ」だろ!!って人も実勢価格は300万円台で収まりますから、レガシィB4と同等の価格です。なかなか説得力のある価格設定だと思いますねー。

 

第6位 アウディTT 

 

  またアウディかよー。とにかくオッサンはスペシャルティカーが好き!!例えば全国のインテグラtypeRのオーナーを調べたら、50~60歳くらいが最も多いはず・・・近所にも、非常にキレイにDC2に乗っている方がいます。最終型DC5ではシビックシャシーを使うようになったインテグラと同じく、ゴルフのシャシーを使って作られているTTですけども、FFベースとはいえスポーツカーとしての性能は、世間が思っているよりはるかに高いです。

  ちなみにDC2インテRは、ホンダのスポーツカーへの憧れを具現化したモデルでFFながら4輪DWBを配していて、2000年当時の英国カーメディアでも、996ターボや360モデナなど超一流のスポーツカーが集められた企画でファイナリスト!!しかも996ターボの次の2位に大健闘していました!!DC2はホンダ屈指の名車。しかしDC5は・・・。

  アシとエンジンでインテR(DC2)を作ったホンダが、エンジンだけのDC5で躓いたのに対して、アウディはホンダが超えられなかった壁をTTで超えたといってもいいかもしれません。時系列で並べると、初代TTの発売が1998年でDC5が2001年なんですけども、ホンダと違ってアウディはトータルバランスで優れたパフォーマンスモデルに仕上げてきました。デザインが優れているというのもありますが、純粋に走行性能においてもこのTTは3世代いずれも秀でています。

  エンジンスペックやタイヤ性能を考慮に入れずに、スポーツカーとしての性能をシャシーで測る基準として、Z軸(ヨー運動の軸)から車重を構成する部分がどれだけ離れているか!?という数値を使います。ちなみに市販車でトップの値を出しているのは、もちろんマツダ(ロードスター)とポルシェ(718ケイマン)です。この両ブランドが「本物」と言われる所以はここ!!

  それをFF車/AWD車に限定すると、アウディTTが他のモデルを圧倒します。たとえVWの大衆設計だとしても、「軽量化」「ホイールベース短縮」「低重心化」を適切に施せば、FRやAWDのスポーツカーを超える性能が発揮できるとデータは示しています。このアウディTTこそが、FF/AWDにおける「マツダ」「ポルシェ」的スポーツカーといっていいのかも!!・・・ということでTTをこよなく愛するオッサンは素晴らしい!!(要らぬ偏見を持たないよーに!!)

 

 

第5位 トヨタC-HR

  「プリウスとは全然違う」というトヨタの熱心な、そしてちょっと怪しげなコピーが、世のオッサン達にモロに刺さったらしい。そんなにプリウスと距離を置きたかったら、ホンダやマツダでも選んでおけばいいのに・・・しかしオッサン世代にとって、国産の一流ブランドはトヨタと日産の2つだけ(うちの母親や九州の親戚はプレミオやクラウンを選びますね)。それ以外はもはや存在しない!!他者・愚者・道楽者のブランドくらいの感覚かも・・・。

  トヨタや日産のクオリティカー(300万円前後)をわざわざ選ぶというだけでオッサン!!と認定するのはさすがに偏見が過ぎるかも!?若者はトール(ダイハツOEM車)を、オッサンはC-HRを買うというのは、トヨタの狙い通りなんでしょうけど、トールもC-HRもどちらも役所が使っていそうなオーソドックスなクルマ。少人数の作業員を現場に運ぶのに適するトールと、国道から格下げされた辺境の県道をパトロールするのに丁度いいC-HR

  ブームが過ぎたら役所に。地方自治体だけでなく、国土交通省農林水産省環境省警察庁などにどんどん納入できるクルマ!?トヨタって商売が上手いよな。で・・・一部のクルマ好きはそういうクルマにやたらと欲情するかも。例えば、ルノー・カングー、フィアット・パンダ、ジムニーそして日本でも復活するハイラックス。

  C-HRがかっこいい!!という人は、このデザインをそれらの「事業用車両」としてのかっこよさと捉えているのかなーと思います。突然出会い頭で見かけると、ボンネットの高さにちょっと驚く。他のメーカーが必死で低くしようとしているのに、その逆を行ってます。保安基準に適合させるには非常に都合がいいみたいですけど。

 

  「事業用車両」で走りを追求した!!と言い切るトヨタの大胆な戦略には、もう脱帽です。VWも、RNMも、TOYOTAには勝てないよー(次元が違い過ぎる!!)。その戦略になんの疑いもなく乗っかるピュアなオッサンもいれば、無意識のうちにその事業用車両的なゴツさに萌えるオッサンもいる。前者はトヨタディーラーしかいく暇がない人!?後者は・・・へ・ん・た・い。

 

 

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