50歳以上はお断り!!のクルマブログ

大変恐縮ですがが、50歳以上の方の閲覧はお断りします。

オッサン度高めのクルマとブランド。

  日本で発売されている大抵のクルマのユーザーなんてオッサンばっかりなのですけども、その中でも特にオッサン達が愛して止まない「鼻つまみレベル」に加齢臭がひどい(んじゃないかー)というものを挙げていきたいと思います。メーカー・インポーター関係者の皆さまが怒らない程度にフォローしますのでお許しを!!

 

第10位 マツダ・デミオ

  マツダは世代を問わないクルマ作りを掲げています。なんじゃそりゃ!?マツダによると「自分の価値観で判断して行動できる人向けのクルマなら世代を問わない」ってことらしいです。要するに周囲に合わせてミニバンを買う人は相手にしない!? レクサスとかメルセデスとかこれ見よがしな高級志向は意図しない!?そんななんともとっつき悪そうな「ニュートラル」な姿勢が逆にオッサンの関心を引き寄せているんじゃないかと思われます。

 

  デミオユーザーはお年寄りも多いですけど、オッサン率高いです。軽自動車よりも確実に高め。休日の電車で見かけるタイプのオッサン。色黒、刈り上げ、ショートパンツ、黒Tシャツ、サンダル、ボストンメガネと・・・ネットや雑誌でしっかりリサーチしたファッション通りの格好をしている人が50歳前後ではデミオを選んでいる印象があります。さすがに50歳でMINIはやんちゃ過ぎるだろ!!という分別は素晴らしいですけど、ファッションはほぼMINIレベル!? マツダの思惑は本当に狙い通りなのか・・・。

 

  若者には売れない!!けど高齢者にはウケている様子。男性の老人がディーゼルに好んで乗っているようです。なぜデミオは年配にしか売れないのか!?理由はいろいろ考えられます。マツダはつい最近まで発売していたベリーサというコンパクトカーによって、「上質なコンパクト」という難しいテーマに対し、かなり具体的なアプローチを見せていました。そのエッセンスが上手く4代目デミオに継承された感があります。80年代90年代のコンパクトカーから見れば、とっても上質に見える!!つまりベテランドライバーほど良さがわかるのかも。さらにベリーサは女性向けでしたけど、デミオなら男性でも乗れる!?

 

 

第9位 日産ティアナ

 

  いい歳のとり方をしているオッサン(他の年代に嫌われない)とは、自らを客観視して適切な物を選びます。つまり「大人な買い物」ができる人(大人買い!!ではない)。そんなハッピーなオッサンライフのイメージをメーカーとユーザーが見事に共有している稀有なクルマが日産ティアナだと思います。2003年に発売された初代はスマッシュヒット、バブルのデートカー的な要素がバッチリと取り込まれていてコンセプト完璧。

 

  基本的には現行の3代目までキープコンセプトなはずですが、さすがに10年も経てばトレンドも変わる訳で、今度は一転してイマイチ不人気になっています。助手席オットマンがオッサンの野心をかき立てたものの、現実は甘くないってことに世間は気がついたのか?それとも不倫を戒める風潮が激化の一途を辿る中で、オッサン達の脳内も浄化されたのでしょうか。コンセプトが陳腐化してしまったのか!?それともユーザーであるオッサン側の質が低下してしまったのか!?

 

  ティアナだけでなく、シーマ、フーガ、GT-Rスカイラインを含めて、日産とオッサンの蜜月関係が2010年頃からちょっと微妙になってきた気がします。国内販売を統括する役員が女性になったからか!?(イケてる)オッサンはGT-Rを買え!!みたいな煽る雰囲気(ショボい奴は栃木車に乗るな!!ってことです)。サーキットで速いモデルというよりも高級クーペとしてのポジションを狙った改良が目立つGT-Rは、なんだかバブル世代のオバさんの価値観をモロに反映している気が・・・。さらに現行の37スカイラインの日本発売時には、ユーザーターゲットを「40代のタワーマンションに住む外資系企業のエクゼクティブ」と公表されました・・・なんだかなー。

 

第8位 メルセデスCLA

 

  世代によって捉え方がぜんぜん変わってくるモデルです。このデザインがかっこいいと思う世代と、ちょっとダサいと思う世代に分かれるようです。アメリカではCクラスの下に唯一設定された20000ドル台の廉価メルセデスということで大きな話題になり、CLA250はかなり好評だったみたいですが・・・。

 

  このクルマが日本ではメルセデスのスタンダードになりつつあるようです。CクラスやEクラスはモデルチェンジの年に買い替え需要で伸びますが、安定して売れているのはこのCLA。メルセデスの販売戦略も絶妙で、見た目だけでいいというユーザーには300万円台でCLA180を売り、走行性能も欲しいユーザーには500万円台のCLA250を用意しています。在庫車に関しては値引きも大きくてCLA250は一声で500万円ジャストくらいまで下がるようです。ベンツ・ディーラーでオッサンが値引き交渉なんてみっともないかもしれないですが。

 

  デミオ(上質)や、ティアナ(野心)とはまた違って、メルセデスの魅力ってのが大きいですね。しかもデミオの上質さと、ティアナの野心を両方備えている万能さも素晴らしい。CLA250は211psのAWD車なので、メルセデスの基準で考えれば、これで500万円なら割安感すらある!!実際に速いし、CD値メルセデスで最も低いですし、180よりも吸音材がしっかり入っていて静かです。CLA180を買うミーハーだけでなく、CLA250でちょっとクルマに詳しいオッサンをも捕まえてしまうマーケティングの巧みさがヒットに繋がってますねー。

 

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